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12月22日(土) ni-bo- さん 三宅島 新鼻 大潮
2007-12-30 00:15:20 Sun
ダツしか釣れん・・・ 初めてのヘリコプターです

「ホテル海楽」さんの釣り大会と「YANAの磯釣りクラブ」の忘年会を兼ねてYANAさん、クニさん、ガッツさん、と私の4人で三宅島に行ってきた。

釣りとは不思議なものだ。昨日釣れたからと言って今日釣れるとは限らない。
そして釣れないと釣り師は「今日は潮が悪かった」「水温が急に上がったのでエサ取りだらけだったよ」とか「急に下がったので口を使わなかったぜ」とか挙句の果てには「あの磯にのせた船長が悪いんだ」などと言い訳をする。
確かに沖磯では入る磯は一部船長の判断による所があるし、運よく一級磯と言われる処に乗れても自分の入りたい場所を取れなかったという事もあるだろう。

そして、場所で釣果に差が出るのはよくあることだ。
しかし地磯では自分の考えで磯に入ることができるのだから、釣れなかった時の言い訳は「自分の判断が悪い」の一言につきると思う。
ところが地磯では、近場で、入磯し易く、足場も良く、そこそこ釣れる所から最初に埋まってくる。

「そこそこ釣れる」そう、ここが大事なのだ。

他の場所よりも特にたくさん釣れなくても良い。
過去の実績がそこそこあり、夕まづめの一発を狙うため足場の良い所、そして真っ暗になっても安全に釣りが出来、大物を持っても楽に帰れること。
その様な場所が空いていたら誰でも真っ先に入るのでは?(誰でも?)
それが普通なんじゃないかなぁ?と私は思う・・・。

なぜこの様な事から書き始めたのか?そう、もうお分かりかと思うが、今回は釣れなかったのだ。
そして言い訳はしない!といいつつ遠回しで言い訳しているのだったのだ。(笑)

・・・と言うわけで今回は三宅の地磯では名の通っている「新鼻」にYANAさんを連行したのだ。
磯はガラ空きで、先端に我々2人だけ。
YANAさん曰く、良いときはかなり速い潮がガンガン流れているとの事だが今日は左から右へとシンズシロ方向にゆっくりと流れているだけ。
海は凪も良く風もほとんどなくこれで潮がもっと速く流れていれば云う事ないのだがと思いながら仕掛けを振り込んだ。
と、いきなりウキが真横にピューと走った。
「なに?」っと合わせると沖で細長い魚が飛び跳ねた。
ありゃ〜「ダツ」だ〜・・・・・・いやな予感。
そして午前中は釣っても釣っても「ダツ、ダツ、だつ、datu・・・」(汗)
たま〜に25cm〜30cmのコッパ尾長くん。
でも今日は夕まづめ勝負!ぜんぜん平気さと自分に言い聞かせ「ダツ」を釣りまくる。
ただ、ほとんど毎回ハリスを結び直すのでホント面倒なのだ!
疲れてきたので「ガッツ」さんへ連絡を入れて状況を聞くと「40cm弱がひとつ来て、あとは30cm位がポツポツですヨ。」との事。
でも「ダツ」は居なくて「めじな」の活性は良いようだ。
ただ、お昼から磯替えをもくろんでいるみたいなのだ。
私は一度決めた磯はよっぽどの事がない限り替えない主義なのだ。(強風や高波で釣りが出来なくなったりした時は別ですけど)

お昼過ぎてから少し風が出てきてベタ〜とした海にちょっと変化が出てきた。
潮が今度は右から左に流れだして来た。
と言っても相変わらずゆっくりだけど。でも何かいい感じ。
そして「きた!」・・・が「イスズミ」の30cm位のやつ。
またしてもいやな予感。
その後は「ダツ」から「イスズミ」にトランプのカードを裏返した様に、がらりと変わってしまったのだ。
釣っても釣っても「イス、イス、いす、椅子・・・・」(涙)

これで夕まづめに「尾長」のでかいのがくるのか?
とすこ〜し不安になった時 某磯に磯替えした「ガッツ」さんから電話が入った。
「そちらはどうですか?」
「うん、ダツがイスに変わっただけでさっぱり、そっちは?」
「50cm近いのが2匹と40位のがポコポコ釣れてます」
「なに〜〜〜〜」っと。

「私は一度決めた磯はよっぽどの事がない限り替えない主義なのだ。」がこれはよっぽどのことなのでYANAさんに伝えて磯替えすることに。(笑)
急いで片付け出す。この間5分。なんと速いこと速いこと。自分にびっくりだ。
アクセルべた踏みで某磯へ向かう。(うそです、きちんと法定速度は守りました)
そこで今回最初のハプニングが・・
少しでも近い所まで行こうと車を乗り入れて4WDを過信しすぎて砂浜にタイヤを取られてしまったのだ。
「ヤバッ」(汗)
焦れば焦るほどタイヤは空回りで抜け出せない。
「これは完全にスタックしたね〜」とYANAさん。
このままでは釣りする時間がなくなってしまうので一旦車を置き去りにして急いで磯へ向かう。
(おいおい車はいいのかい?)
頭には大会の優勝商品の「尾長スペシャル」しかない!
(ひどっ!)
そして・・・暗くなるまで一度も当たりが無いまま納竿とした。(――;)

釣果はさっぱりだったが夜は楽しい宴会と大会の表彰式で大いに盛り上がって明日の釣りに鋭気をやしない部屋にもどっておねむとした。
その晩YANAさんがライオンに変身したのと暴風雨(ん?・・・)に何度か目が覚めての三宅の夜であった。

翌朝5時、島内放送で目が覚めた。
放送では夜のうちの強風と雨で海が荒れた為6時半に早発になったとの事。
昨日の凪から今日の荒れた海は想像出来ないがこれが離島だ。
だがこの時間に起きれば余裕、余裕。あわてずに用意が出来、ゆっくり朝飯を食ってもまだ時間はある。
ドルさんも「コーヒーでも飲んでからいきますか〜?」とサービス満点。
そして2度目のハプニングが・・・・。

6時半にはチョット早いが出かけようと「ドルさん」の運転でホテルの駐車場を出たときだ、
「あああ・・・」とドルさん。
「どうしたの?」みんな。
「船がないです〜」
「え〜うそだろ〜」(大汗)
そうなのだ、ゆっくりしているうちに船が出てしまったのだ。
急な海の荒れに桟橋に停泊しきれず、さらに30分繰り上げ出航してしまったのだ。
こんな事はめったにないそうだが私達には分かっていた。
船長がきっと忘年会の為早く東京に戻りたかったに違いないと。
ぜったいにドルさんの陰謀ではないと・・・・。

その後は何とかして帰ろうとヘリコプターのキャンセル待ちを手配して東京に戻ってきたのであった。
仕事はもう一日お休みなので延泊しても良かったのだが、以前初めて三宅に行った時もう少しで3延泊しそうな目に遭ってしまったトラウマと、あの「嵐を呼ぶ男!YANAさん」との一緒の行動でなんとなく今回は帰った方が良い!と判断してのことだったのだ。(笑)

こうして今回のレポートは釣りではなくハプニングと言い訳のレポートになってしまったのだった。
あまりにも長くなってしまって皆さんごめんなさい。m(__)m
来年も一生懸命レポートいたしますので見捨てずにお付き合いくださいませ。

本年も一年楽しい釣りが出来ましたことを感謝し、又来年、怪我もなく楽しい釣りが出来ますように。
又「YANAの磯釣りクラブ」を見ていただいている皆様にとって良い年で有りますことを祈っております。

<今回のタックル>

竿    シマノ αズーム磯スペシャル 2.5号

リール  シマノ BB-X XT  5000番
     
ライン  4号
     
ハリス  トルネード Vハード 4号 
     
ハリ   カットグレ9号




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